みなさんから寄せられた思い出

岐阜国体マスゲーム/沼本 芳郎さん(岐阜市)

 四十年十月行われた国民体育大会の開会式に先立って、市内五校(※)中学生約千六百人が、「伸びゆく力」をテーマに、力強く華やかにマスゲーム(公開競技)を繰り広げた。
 二年生男女全員によるこの日の素晴らしい演技は、一年半にわたって積み重ねた練習の成果であって、参加した生徒は言うまでもなく、学級担任と体育授業を担当した者にとっても感無量であったことを何時までも忘れられない。
 特に練習過程で脳裏に焼き付いているのは、明郷在籍の専任指導主事から体育授業や学年練習の時に直接選考指導を受け、緊張して一生懸命の取り組みをした姿である。また、県営競技場での合同練習では「明郷の生徒、模範演技を!!」と常に声がかかり、リーダーの役割を果たし大活躍した姿も目に浮かんでくる。先頭に立って堂々とお手本の演技をした生徒の頼もしさに感心したのを覚えている。
 一生一度の岐阜国体でマスゲームを精一杯演じたことは、お互いの胸中に生涯忘れられない思い出となって残っているのではないか、と思う。

 

 ※市内五校:伊奈波中学校、明郷中学校、本荘中学校、梅林中学校、長良中学校

 

平成十年二月一日発刊の創立五十周年記念誌「明郷」への投稿文です。