みなさんから寄せられた思い出

国体のおもいで/吉田 見代子さん(関市)

 ここに「大会補助員」と書かれたバッジとリボンがある。バッジには健康美誇る流線形にデフォルメされたスポーツマンが浮き彫りにされ、右肩には「聖火」が刻まれている。
 1965の文字を見て過去のあの日々を、鮮やかに思い起こさずにはいられない。私達岐阜商業高校の10名程は、大会の記録本部補助員として、競技場近くの事務所の二階に、会期中、毎日通った。競技が行われているアナウンスが遠くから聞こえてくる。刻々と送られてくる競技記録を、本部の先生方が受け、それを整理するのが私たちの仕事だった。大会の仕事に携わっているという誇りが、何となく若い身に嬉しかった。昼食は食堂で、日替わりランチが食べられ、仕事よりこっちの方がものすごく楽しみで、友達と「今日のメニューは何?」とキャアキャア騒いだものだった。あの日から45年の歳月が流れ、また岐阜の地に清流国体がやってくる。大会の無事開催を心より祈念して、心待ちにしている昨今である。