みなさんから寄せられた思い出

国体の思い出/小林 若枝さん(下呂市)

 あの当時は、婦人活動が盛んでしたので、国体の「炬火リレー」をはじめ種々と参加、協力したこと思い出します。

 

 その中で私達「こだま合唱団」は、昭和30年結成以来、地域の中で、いろいろな良い歌を習って楽しく歌っておりましたが、40年には国体が岐阜県で開催される事を聞き、私達は歌うことで協力しようと話し合い、決めました。
 早速、県から「岐阜県民の歌」と「国体賛歌」の楽譜を送っていただき、先生のご指導で一生懸命覚えて、練習しました。
 そして一番はじめは、県の「婦人防火教室」が萩原で開催された時、賛助出演として、白いエプロン姿でステージに立ち、2曲の歌を歌ったことを思い出します。
 それから、町内の各種の団体に頼まれて出場し、一生懸命歌ったものです。中でも思い出深いものは、「益田郡婦人集会」が萩原で開かれた時のことです。萩原小学校体育館にいっぱいに集まった婦人会員の中で、私達は緊張してステージに並んでおりました。会場の入り口には、県職員の方々が4,5人、知事さんのお出でを待っておられました。知事さんが入って来られると同時に合図され、「岐阜県民の歌」と「国体賛歌」を力いっぱい歌ったことを、なつかしく思い出しております。

 その間、国体の「伸びゆく県民運動」に貢献したとのことで表彰状を戴き、みんなで喜び合いました。また、翌年の1月には、県内の20団体のうちに選ばれて、感謝状の贈呈式が岐阜で行われ、代表で出席しました。真新しい県民体育館で身の締まる思いで列席致しました。その式のオープニングには、国体で優秀な成績を挙げられた高校の体操部の模範演技が行われました。男子は確か大垣の高校だったと思いますが、女子は益田高校のみなさんでした。はじめて目前に見る素晴らしい体操の演技に胸を熱くして夢中で拍手を送りました。式が終了し席を立った時、県庁にお勧めの萩原出身の方が私の所へお祝いをして下さったのです。思いがけないことで、その時の嬉しかった事を忘れません。


 あれから40数年余りの年月が流れて私のまわりもだんだん淋しくなってしまいましたが、こうして若き日の「国体」の思い出を綴り、また、再び開かれる「ぎふ国体」に巡り合える事を感謝しております。

岐阜県民の歌楽譜

 

岐阜国体賛歌楽譜

 

表彰状

 

感謝状