みなさんから寄せられた思い出

国体旗がやってきた!/藤田 節雄さん(山県市)

 忘れもしない、昭和40年10月17日。待ちに待った国体旗が、わが町にやってきました。
 国体が岐阜県で初めて行われることを何年も前から盛んに周知していましたから、当時中学卒業して名古屋に集団就職していた私は、ひと目わがふるさとで国体旗がリレーで通過するのをみようと名古屋を始発の列車に乗り、岐阜から路線バスに乗り美山に帰ってきました。

 当日の国体旗のリレーは美濃市を出発し、洞戸村を経由、美山町に引き継がれるコースでした。
 洞戸村から国体旗が美山町に引き継がれるのは午後一時の予定でしたが、現在とは違い岐阜から美山までのバスの道のりは遠く、午後一時に到着できるかどうかやきもきしていたのを鮮明に覚えております。

 美山に到着したのが正午過ぎ。美山と洞戸の町村境は乾地区のほとんどの住民がおり、皆知り合いの顔ばかりでした。歓迎アーチ、各戸の軒先に立てられた日の丸。地区内に張り廻られた万国旗。皆が手に国体旗と日の丸、町章旗の小旗。皆が今か今かと洞戸方面を望んでいたその時、洞戸村国体旗リレーがミゾレ坂を下ってきました。

 あの時の皆の歓迎でざわめきたった歓声は今でも忘れられません。国体旗を引き継ぎ、リレーが通過したのはほんの数秒でしたが、とても興奮したのを覚えております。


 今年の「ぎふ清流国体」には孫をつれていき、感動を一緒に味わいたいと思います。