みなさんから寄せられた思い出

福島県選手団にエール/黒木 尚之さん(下呂市)

昭和40年岐阜国体には、前年の東京オリンピックで活躍した選手も多数参加されました。その中で、マラソンで銅メダルに輝いた、円谷幸吉選手に色紙を書いていただきました。そこには、「忍耐」と書かれていました。当時は、何を意味しているか深いところは分かりませんでしたが、その後、彼は自らの命を絶つことになります。福島県須賀川市の出身でした。

数年後、野口英世博士の生家を訪ねました。福島県猪苗代湖畔にある庭の石碑には「忍耐」と彫ってあるのです。この一致に驚きました。全く別の時代に、別の分野で活躍した二人が同じ座右の銘を残していたとは。

しかし、昨年3月11日の大震災、福島原発の事故に遭遇した時、「忍耐」こそは福島県人そのものであるとの確信を得ました。この苦難の中、福島県人はひたすら「忍耐」をされているのです。

未曾有の大災害からの復興を掲げた今大会です。福島県選手団の皆様の活躍を心から祈念申し上げます。